(c) Chip East/Reuters
National Geographic China's Turtle Farms Threaten Rare Species, Experts Sayより
写真はミスジハコガメ、一時は中国内で1000ドル以上の値札をつけて取引されていました。ガンに効くという触れ込みだったそうです。
中国では今、カメの養殖場が急増しています。厳しい規制が輸入にかけられたことと、東南アジアのカメが乱獲により激減してしまい思うように輸入できなくなったことが理由です。
2000年の調査では市場で販売されるカメの70%がワイルドだったのに対し、現在30%までワイルドの割合は減少しています。この市場での流通のかわりに野生のカメに降りかかった新たな脅威が養殖業です。
通常、養殖が進めば取引の中心は養殖物に移行し、野生の個体数回復が見込まれそうですが、中国ではちょっと事情が異なるようです。中国の養殖場ではワイルドの方がCBよりも良く増えるという迷信が信じられているらしく、養殖業者は競って野生個体を入手しています。また野生個体を違法にCBという名目で売る業者も存在します。
特に、希少種の場合、誰よりも早く繁殖して儲けようという思いとその稀少性により、ワイルド個体入手への要求がより強いそうです。養殖業の増加は東南アジアのカメにとっては救世主となりそうですが、中国のカメにはとってはひどい災難になりつつあります。
中国内の消費の影響はアメリカにも波及しています。2003年から2005年の間に70万匹の野生のカメがアメリカから中国に食用として輸出されました。この影響でメリーランドのダイアモンドバックテラピンの個体数が減少し、野生個体の採集が禁止されることになりました。
中国のカメに対する欲望は納まらず、これまで東南アジアに伸ばしていた手を世界に向けて伸ばし始めているようです。
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