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2007年06月

2007年06月 に関する記事です。
既にニュースで報道されていますが、一昨日行われたカエルツボカビフォーラムの内容(概略)です。



「飼育されているカエルの感染状況 (麻布大学 宇根 准教授)」

これまでに愛玩用に飼育されているカエル172例以上について検査を行った。多くは健康上なんらかの問題があり、コア獣医師経由で検査に持ち込まれたもの。この内の61例以上からカエルツボカビが検出された。

さらにその中の41匹以上(飼育場所で10ヶ所)が真性ツボカビ症と診断された。真性ツボカビ症と診断されたカエルはアマゾンツノガエル、ベルツノガエル、ナンベイウシガエル、イエアメガエル、ピパパルバ、バジェットガエル、ペパーミントツノガエル等。新規個体導入に伴い感染したケースが多い。また、別のケージで飼育しているカエルに飼育水を通して伝染したケースが何例かあった。

餌用のカエル(ウキガエル)は横浜、神奈川、埼玉、東京の4ヶ所から入手して検査を行った。検査した個体の約55%がカエルツボカビ陽性だった。入手先4ヶ所全てで陽性反応が確認された。

実験用のカエル(アフリカツメガエル)はかなりの高率でカエルツボカビを保菌していることがわかった。

感想他: ウキガエル、アフリカツメガエルに関しては基本的にカエルツボカビに感染していると考えてください。これらのカエルを飼育している方は特に飼育水の消毒処理と、他のカエルとの接触、飼育水の混入等に注意する必要があります。

ウキガエルについては、飼育水の処理を考えると熱帯魚の餌としての利用は難しいと考えた方がよいでしょう。



カエルツボカビ症の治療 (田向 田園調布動物園院長)

これまでに8個体のカエルツボカビ治療を実施。(ツノガエル、バジェット、チャコガエル、ナンベイウシガエル、タイガーサラマンダー)治療には坑真菌薬を使用。全てのケースでカエルツボカビのPCR検査が陰性になり、皮膚病変、食欲不振などの症状が改善した。

感想他: カエルツボカビは治療可能です。チャコガエルのケースでは外見上もうほとんど助からないと思えるような状態から持ち直していました。といっても症状が進行すればそれだけ危険が高まるので、早め早めに獣医さんに相談しましょう。

今回の発表で考えさせられたのが「カエルツボカビを治療すべきか淘汰すべきか」という問題です。獣医師の間では緊急事態宣言の後、最初にこの問題が話題になったそうです。トリインフルエンザが発見された養鶏場のニワトリの例からもわかるように、感染性が高く蔓延すると重大な被害を起こす感染症の場合、感染が見つかったら処分するという方法が通常はとられています。(摘発淘汰方式というそうです)

愛玩用として飼育されている個体の場合、感染個体が治療されず処分されるとわかったら多くの飼育者は検査を敬遠する事になる等を考えて治療を行う事を決定したそうです。私もこの考え方に賛成です。

治療可能なものは治療する方が動物の利用倫理的に望ましい事、1箇所で大量に飼育しており病原菌の漏えいを防ぎながら治療する事が現実的でない家畜飼育と異なり、愛玩飼育の場合は飼育頭数が限られているケースが多い事、カエルツボカビは空気感染せず、飼育水の適切な処理で逸出を防げる事、獣医師に殺処分する権限がなく飼育者の処分に対する協力が得られない場合は治療拒否せざるを得ず、その場合カエルツボカビの野外流出の危険は治療する場合よりも高くなると考えられる事、家畜伝染病予防法等で定められている手続・保障がカエルツボカビには存在しない事を考えると、今回の判断は正しかったと思います。



「野生下でのカエルツボカビ検出状況」(麻布大 宇根、環境研 五箇、神奈川衛研 黒木、慶応大 福山)

野生由来の個体23種、132匹について予備的調査を実施した。調査個体の内、30匹が人が全く触れていない個体、残りの102匹が何らかの形で人と関わりがあった個体。

上記30匹の内4匹、102匹の内38匹でPCR法による検査結果が陽性となった。野生由来の4匹はすべて神奈川県で採集されたウシガエル。

この他に千葉県のアカハライモリ・タゴガエル・ウシガエル・ニホンアマガエル・カジカガエル、沖縄県のシリケンイモリ・オキナワアオガエル、茨城県のニホンヒキガエル・ウシガエル、埼玉県のニホンアマガエルから陽性反応がえられた。ただし、これらはオークションやペットショップで販売されていたり一時的に施設で飼育されていたため、ただちに採集場所がカエルツボカビで汚染されていることにはならない。

陽性個体42匹は1匹を除いて見かけ上の異常は観察されず、異常が認められた1匹はカエルツボカビ以外の原因で死亡したと判断された。

感想他: 感染している割合がかなり高いことが注目されます。愛玩飼育されていた個体は体調に何らかの異常が認められツボカビ検査されたものが中心で、その感染率は34.7%でした。これに対し無作為に入手した野生由来個体では132匹中42匹(31.9%)、特に人と接触した個体では102匹中38匹(37.3%)にカエルツボカビ感染が確認されています。従って在来種だから安心とは全く言えません。外来両生類同様の飼育水の消毒等が必要です。

カエルツボカビが野外に流出していることから、フィールドワークに伴って観察者や採集者がカエルツボカビを拡散させる危険性も考慮しなくてはなりません。異なる水系を移動する場合はその都度、靴や器具を消毒するもしくは交換する必要があります。
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カエルツボカビフォーラムに参加された皆さんおつかれさまでした。

当初280人の予定だったフォーラムですが、最終的に450人も来場されたそうです。この問題に積極的な感心がある人はかなり沢山いるということだと思います。

フォーラムの詳細は今日か、明日にでも報告します。(今日の予習これからなので、、、orz)
(フォーラム前半部分の写真がまったくないので(写ってなかった、、、、、、、、、orz)ちょっと抽象的な内容になってしまうかも)

運営者の皆様、有意義な場を提供していただき本当にありがとうございました。

あんどI先生には深ーく深謝。あまり当初の御期待には沿えなかったかもしれませんが、非常に勉強になりました。ps お嬢さんおめでとうございます!

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スポッテッドパイソン産卵

昨日家に帰ってケージを覗いたら、今シーズンはダメと諦めていたスポッテッドパイソンが産卵してました。ワーイ!!(上は抱卵中の状態。今は孵卵器に移しました)

上手く孵りますように。

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飛び道具を使う動物、その2。ツノトカゲです。



これ本人はやっぱり痛みを感じているんでしょうか?

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飛び道具を使う動物ではテッポウウオやドクハキコブラが有名ですが、こいつもその一つ。



テッポウエビです。衝撃音で、獲物を倒すなんてちょっと凄い。

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麻疹で閉鎖になった期間の補講が次々と襲いかかって来ました。。。身動きできない。。。

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オオヒキガエル
(c) Ian Waldie/Staff/Getty Images

共食い自体は両生類において珍しい事ではありませんが、オオヒキガエルはかなり強烈な共食いをするようです。

大人のオオヒキガエルのそばに子供のオオヒキガエルが近づくと、後ろ足の指をヒクヒク動かします。子供はその動きを見て、餌だと思い近づいてしまいます。大人のオオヒキガエルには、そうやって集めた子供を餌にするという習性があることがわかったそうです。

オスのオオヒキガエルの方がメスよりも共食いの習性が強いため、オオヒキガエルによる被害が拡大しているオーストラリアでは、オスはわざと捕まえないでおいて、共食いさせてはどうかということも考えられているとのこと。

仲間のカエルも餌の一つと考える両生類は結構いますが、子供を狩るための習性まで備えているっていうのは凄く不思議な気がします。他種のカエルを捕まえる為に獲得された習性なのでしょうか?こんな生き物他にいるのかな?

Discovery News Cane Toads Cannibalize Their Young

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新種のヒキガエル
(c)Paul Ouboter/Conservation International

写真はスリナムで発見されたAtelopus属の小型ヒキガエル。二つの鉱業会社が支援し、開発に先立って行われた調査で発見されました。この他にも6種類の魚と、12種類の甲虫、1種類のアリなど合計24種類の新種が発見されました。

紫のパターンが強烈なイメージ。普通の人が見たらヒキガエルの仲間だとは絶対に思わないでしょうね。調査はボーキサイト採掘を行うための環境アセスの一環で実施されたそうです。開発が今後どうなるかは決まっていません。

Discovery News 24 New Species Found in Suriname

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コモドオオトカゲ
© 2004 John White

インドネシアのコモド島で33年ぶりにコモドオオトカゲによる死亡事故が発生したそうです。犠牲者は8才の男の子。トイレに茂みの裏へ行ったところ、コモドオオトカゲに鉢合わせてしまいました。コモドオオトカゲはいきなり少年の脇腹に食いつき、少年を右に左に放り投げたそうです。

事故を発見した少年のおじさんが石を投げてモニターを追い払いましたが、出血多量で1時間後に男の子は亡くなりました。現地は今、乾期にあたり獲物の鹿が捕まえにくく、気が荒くなっていたのかもしれません。

コモド島に観光に行かれる方もいらっしゃると思いますが、それなりに危険な動物だということをお忘れなく。

Yahoo News!/AP Lizard kills 8-year-old in Indonesia

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泳ぐトラ
(c) Eric Risberg/AP Photo

写真はプールを泳ぐホワイトシベリアンタイガー。このトラは子供の頃から泳ぐのが好きだったそうです。

かなり怖い表情をしていますが、泳ぐのが楽しくて興奮しているのかな?プールじゃ出会いたくないですね、こいつには。

National Geographic Underwater Tiger

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6月はニューヨーク州の公式爬虫類カミツキガメの産卵シーズン。今月の9日、恒例のカミツキガメウォークがニューヨークのational Audubon Society's Constitution Marshで開催されるそうです。

カミツキガメウォークは毎年、この季節に開かれる恒例行事で今年が13回目。Constitution Marshのスタッフによるカミツキガメの解説を聞きながら、カミツキガメの生息地を散策したり、産卵を観察します。


中々面白そう。ニューヨークは少し遠すぎますけど。。。それにしてもカミツキガメはニューヨーク州の公式爬虫類なんですね。不当に嫌われてしまっている日本と比べたらえらい差です。

Straus Newspapers Snapping Turtle walk is scheduled June 9 at Boscobel

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© 2003 Twan Leenders *

6月10日麻布大学で「カエルツボカビフォーラム2007」が開催されます。


カエルツボカビの最新情報はもちろんのこと、琉球大学太田先生・京大松井先生による日本のカエルや、田園調布動物病院田向先生(ザ・カエルの著者)によるカエルツボカビ治療の現状についての講演など、内容は無茶苦茶盛りだくさん。

 し か も 、参加費はなんと「 無 料 」!!

カエルツボカビ問題に直接かかわり合っている人や、図鑑・専門家の著者、コア獣医の先生などに直接話を聞けるチャンスも多分あります。

フォーラムの対象は一般の市民。カエルを飼育している人、カエルを飼育したいと思っている人、カエルの観察が好きな人、日本の生態系保護に感心がある人、両生類が好きな人、自然が好きな人だれでもOK!専門家じゃないからいったら迷惑かな?なんて考える必要なし。カエル好きのあなたの場合、「いかなかったら迷惑かな」ぐらいのつもりで大丈夫です。

もちろん私も行きマジンガーZ!メジャーなショップの方も足を運ばれるそうです。

カエル好きならこれを見過ごす手はありません!!!!!


- 開催情報 -
日時: 2007年 6月10日(日)9:00~18:00
場所: 麻布大学(JR横浜線矢部駅北口徒歩4分)大教室及び3号館談話室
主催: 麻布大学・カエルツボカビフォーラム2007実行委員会
参加費: 無料
参加申し込み: 特に無し 直接麻布大学へ当日行くのみ
問い合わせ:麻布大学研究交流課(担当:稲垣、山内) 電話 042-769-2034
麻布大学 フォーラムの詳細pdfファイル

では、当日。

*: このカエルはカエルツボカビにも日本のカエルにも関係ありません。単なるアイキャッチです。

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フロリダのClay郡、動物犯罪捜査官がワニを譲り受けた男がいるとの情報を得て家宅捜索を行ったところ、見つかったのは空の水槽だけ。容疑の男に尋ねた所、ワニ(勝手に捕まえて飼育したら犯罪)は2週間前に放してもういないと説明されたそうです。

捜査官が不審に感じていると、調査している間、人が入っていないはずのトイレの水が何故かしょっちゅう流れている事に気がつきました。

もしや!とトイレのタンクを開けるとビンゴ、子ワニが一匹。男は逮捕、ワニは野生に放されたそうです。


ちょっと隠し場所が甘すぎwww 抜き打ちで家宅捜査されたので隠しきれなかったのでしょう。ちなみに日本でも許可なくワニかってたら捕まりますから御注意を。

News4 Jax.com Man Accused Of Keeping Baby Gator In Toilet

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Alden M. Johnson © 2001 California Academy of Sciences

イギリスのLedbury Townという街の環境余暇委員会が変わった許可を求められています。その許可の内容というのは街の公園でヘビを散歩(?)させたいというもの。

許可を申し出たのはフライ氏という街の住人。氏が1.6mのラットスネークと1.2mのカリキンを公園で散歩(?)させていたら、他の住民に公園はヘビのための場所じゃないぞと注意されたそうです。

そこで、氏が警察と王立動物虐待防止協会に相談したところ、公園でヘビの散歩を禁止する法律はないけど一応公園の所有者である街に確認した方がよいとアドバイスされ、正式に許可を申請してみることに。

環境余暇委員会の委員長は「確認をとろうとしたのは素晴らしい」と氏の行為を絶賛したそうですが、「委員会にヘビは連れてきて欲しくないし、公園でみかけたら逃げるね」と話しているそうです。


個人的には、庭や部屋で散歩させるのが困難な犬ならともかく、人によって好き嫌いの激しいヘビはいかんだろと思うのですが、、、

と、ここまで書いてて数年前、公園にヘビとお出かけして騒ぎを巻き起こした奴がいた事を思い出した!!!これ読んでる人はやめてください、ヘビのお散歩。日本では危険すぎます。

Ledbury Reporter Council considers snake-walking request

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テキサスブラインドサラマンダー
© 2007 Danté B Fenolio

先日、ニューヨークの公式両生類が決まったという記事を書きましたが、こちらは残念なニュース。写真のテキサスブラインドサラマンダーをテキサス州のオフィシャル両生類にするという決議が知事に拒否されたそうです。

拒否された理由は、このサラマンダーの生息域は非常に限られていて、テキサス州の公式両生類にはふさわしくないというもの。知事はテキサス州に広く棲息している両生類が公式両生類にはふさわしいと考えたようです。(アメリカの州知事は強力な拒否権を持っているので、議会の決議も気に入らなければ拒否することが可能です)

テキサスブラインドサラマンダーはテキサス州Edwards Aquiferの地下洞窟などごく限られた場所に棲息する盲目のサンショウウオ。1967年にアメリカで最初に連邦絶滅危惧種が指定された時にリストに入れられた種の一つで、現在も厳重に保護されています。


うーむ、普通の人だとちょっと二の足を踏むかも。個人的にはナイスな選択だと思うんですが、、、

San Marcos Daily ReportPerry rejects blind salamander as state symbol
関連記事 : ワシントン州公式両生類

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